いわて地域づくり支援センター

活動紹介

地域づくり支援

 主に農山村地域を対象として、集落や地域が自ら、自分たちの地域づくりに取り組むにあたっての支援を行っています。 「少子高齢化が進み、これから私たちの地域はどうなるのか…」「一歩踏み出したいが、何から取り組んだらよいか分からない」。そんな時、地域の現状をみんなで歩いてみてみることから始めることをお勧めしています(地元学、集落点検)。外の人と一緒にみんなで回るだけで、いろんな発見があります。大切なもの、今は失われたもの…。そして、みんなで故郷について歩くことの楽しさ。詳しい進め方については、「地元学から始める地域づくり」にまとめているので、ぜひご覧ください。

 また、地域づくりを進めていくことも難しいものです。地域ごとに地域的な特徴や取り組んでいるメンバーは違います。その地域に寄り添った地域づくりを支援しています。(その他、地域づくり講座の開催、地域づくり条例策定等ワークショップ支援他)



これまでの主な事業
事業名 委託機関 事業概要
伊手農村農業活性化協議会支援業務(R4~継続中) 伊手振興会   農林水産省が実施する農村型地域運営組織形成推進事業(農村型地域運営組織モデル形成支援)に採択された伊手地区の取り組みの支援を行った。本事業は「農用地保全」「地域資源活用」「生活支援」の3分野に取り組むことが定められており、今後の方向性をビジョンとして取りまとめた。
いさわ農村活性化推進事業中間支援業務(R4~継続中) 胆沢平野土地改良区   胆沢地域の農業および地域の担い手を育成するために、次世代自らが本地域の将来ビジョンを検討して、その実現を目指して実践を行うことを目的としています。当センターは、胆沢平野土地改良区から委託を受けて、本プロジェクトの全体コーディネーターを務めています。
岩内町 地域運営組織形成支援業務(R3~継続中) 北海道 岩内町  令和3年度から3か年計画で、岩内町における協働のまちづくり及び町内会連合会の推進に取り組むこととなった。1年目は住民自治の実態の把握に中心に取り組み、(1)現状実態調査(ヒアリング、アンケート調査)、(2)協議・検討・意識醸成等支援(ワーキンググループ、あり方検討会運営)を行った。
加美町協働のまちづくり推進事業(R2~継続中) 宮城県 加美町  宮城県加美町における協働のまちづくり推進にあたり、住民が持つ幅広い知識や能力を積極的に活かし、住民が地域課題解決のために行う主体的な活動を適切に支援しながら、さまざまな活動主体による連携が図られる仕組みづくりを目的として支援を行なった。また、町内の交通診断を行い、今後改善していくべき方向性を提案した。
伊手振興会事業及びバス交通計画に係る検討委員会支援業務 (R2~継続中) 奥州市 伊手地区 伊手振興会  伊手地区は、現在のコミュニティ計画が改定期を迎えたため、新しいコミュニティ計画の策定に取り組むこととなった。加えて、奥州市が策定した「第3次交通計画」において、伊手地区内を運行する市営バスが地区センターまでとなり、その先については廃止となることが決定している(遅くとも令和6年3月まで)。そのため、伊手地区内交通として住民主体による構築を目指す必要があることから、コミュニティ計画の策定とともにこれを目指すための支援を行った。2カ年での策定を目指しており、今年度は計画策定に関わるワークショップを2回、交通計画に関わるヒアリング調査、また住民アンケート調査を行った。ワークショップにおいては、奥州市のアカデミー卒業生7名にサポートを受けて実施している。
横手市地域運営組織形成支援業務(R1~継続中) 横手市  横手市では市内33~36地域に分け、2年前から地域運営組織の形成に取り組んでいる。当センターは毎年1~2地区を担当し、対話や実践メニューづくりのワークショップを行っており、今年度は新規地区として大雄地区を担当した。大雄地区には地区公民館がなく、地域局(旧役場、総合支所のような市役所の出先機関)がその役割を担っており、同時進行で地区公民館を交流センターとして新設するための準備会が昨年度末に開催されたことから、この準備会を母体として、地域運営組織の形成につなげることとした。進め方としては、地域局の担当職員との意見交換や方向性の確認を丁寧に行いながら、各種団体のヒアリング調査等を行い、準備会の開催と合意を得て2回のワークショップを開催した。
久慈市ふるさと未来づくり事業中間支援業務(H30~継続中) 久慈市  平成30年度から久慈市内の9地区の地域づくり活動支援を地元の中間支援NPOとともに取り組むほか、一般職員及び市民センター職員の研修事業に取り組んでいる。また、今年度は「協働の指針づくり」に向けた準備として若手市職員によるプロジェクトチームを結成し、協働についての理解を深めるワークショップを開催した。


地域公共交通改善

主に農山村地域における過疎バス対策等路線バスを中心とした公共交通体系の見直しにあたっての調査や計画策定、乗合タクシー等新しい公共交通事業の実証運行の支援を行っています。 近年は、集落や地域が自ら自分たちの地域を運行する路線バスを見直し、運営や運行に参画する事例も増えてきています。地域づくりのノウハウを生かし、その支援も行っています。


これまでの主な事業
事業名 委託機関 事業概要
加美町住民バス運行計画策定支援業務(R3~継続中)
丸森町 住民主体交通の検討及び交通事業者ヒアリング(R3~継続中)
宮城県 加美町
丸森町
 加美町や丸森町では、10年以上前にデマンド型乗合タクシーが導入されていたが、その後見直しなどは行われてなかったため、運行法の見直しと新しい運行計画の提案を行った。
蔵王町地域公共交通計画策定調査業務(R2~継続中)
第2期釜石市地域公共交通網形成計画策定調査業務委託(R2)
宮城県 蔵王町
釜石市
 新たに「地域公共交通計画」の策定支援を行った。
鶴岡市温海地域公共交通網調査検討業務(R1) 鶴岡市  鶴岡市温海地域の公共交通は、鉄道が1路線、路線バスが6路線運航しているが、公共交通利用者の減少、高齢者のみ世帯や免許返納者の増加など、交通手段が限られる方々の置かれた状況は切実なものとなっている。こうした現状を踏まえ、持続可能な当地域の公共交通網を構築するため、当地域の公共交通網形成計画策定や今後の具体的展開方策を調査検討した。
西川町バスに関するアンケート調査(H30) 山形県西川町  交通弱者(高齢者)の外出環境及びバス利用状況を把握するため、公共交通に関するアンケートの集計と、公共交通に関するアンケートの分析及び報告書作成を行った。
北上市公共交通網形成計画策定支援業務委託(H28) 北上市  公共交通政策の体系化を目指し、公共交通計画の策定支援や、それに伴う路線バスの実態調査、住民意向調査等に取組んだ。市町村とバス事業者、タクシー事業者との協議の場づくりなどの協働体制の構築も進めた。
山田町公共交通調査研究業務(H23~H31)
宮古市公共交通調査研究業務(H23~H31)
岩手町公共交通調査研究業務(H27~継続中)
八幡平市公共交通調査研究業務(H26~H30)
大槌町公共交通調査研究業務(H25~H28)
岩泉町公共交通調査研究業務(H23~H27)
田野畑村公共交通調査研究業務(H17~継続中)
各市町村  各市町村において、公共交通における調査、データ入力、集計、分析や、公共交通網形成計画の策定業務、協議会の運営や、政策提言など、それぞれの課題やニーズを把握したうえで業務を続けている。


人材育成・ノウハウ移転

 行政職員に対する地域づくりに関する考え方や進め方などの研修やセミナー、地域計画策定にかかわる講座や、その他、当センターで培った各種ノウハウの共有のための研修を開催しています。



これまでの主な事業
事業名 委託機関 事業概要
盛岡市コミュニティーリーダー研修会業務(R2~R3) 盛岡市  地域課題の解決へ向けた知識や技術の普及を目的に、地域特性を生かした活動事例紹介及び、情報交換により、コミュニティ団体を牽引する実践的なリーダー養成を目的に開催されたコミュニティーリーダー研修会で講演を行った。
地域運営組織形成に係る大船渡市研修会開催事業(R1) 大船渡市  地域運営組織の形成には、住民の主体性や自治力の向上だけでなく、行政の意識改革、協働の体制づくりが不可欠である。それらを促進するために、学びや研修の場として、市町村ごとに講師を招いたり、ワークショップなどを開催した。
奥州市中間支援組織育成強化事業(R1) 奥州市  奥州市では、6年前から協働のまちづくりを促進するために「協働のまちづくりアカデミー(講師:広田純一)」を開催しており、一定の成果を得ている。
 昨年度からはアカデミー卒業生を対象として、中間支援者として活躍してもらうための研修の場として本事業が始まった。
 昨年度は座学ののちに実際に地域に入り地域づくり計画を策定する一連のワークショップに携わったが、本年度は市の総合計画策定の動きと連動し、主に若者を対象として「奥州市の将来を語る会」を開催、運営する経験を積んでもらった。
横手市地域運営組織形成支援業務(R1) 西和賀町 概要
盛岡市地域福祉人材育成事業支援業務(H30) 盛岡市  盛岡市が取り組む地域福祉人材の育成事業を、複数の民間団体と連携して取り組んだ。事業は市内の高校生を主に対象として、街歩きや企画案の検討からプレゼンまで仕上げるサポートを1年にわたり月1回程度行った。
横手市地域運営組織形成の推進に係る職員研修業務(H30) 横手市  職員自身が地域運営とは何かを理解し、地域運営組織の形成における職員の役割を実践的に学ぶとともに、職員地区担当制度検討の一助とするため、協働と職員の役割を考える研修を行なった。


広報デザイン

 各事業における、マップ、ポスター、チラシ、冊子、Webなどの広報物から、動画編集、サイトデザインなども手掛けます。



これまでの主なデザイン実績




ふるさと応援団

 ふるさとを離れ暮らす人たちとふるさとをつなぐ応援をしてます。地区ごとに専用のブログで現在の地域の様子を伝えています。



ふるさと応援団ページ






復興支援

東日本大震災以前より業務等で関わりのあった沿岸市町村に対し、内陸避難の支援や、沿岸市町村の復興計画策定支援業務、また内陸市町村と沿岸市町村の交流支援等を継続して行ってきました。