活動紹介
地域づくり支援
主に農山村地域を対象として、集落や地域が自ら、自分たちの地域づくりに取り組むにあたっての支援を行っています。
「少子高齢化が進み、これから私たちの地域はどうなるのか…」「一歩踏み出したいが、何から取り組んだらよいか分からない」。そんな時、地域の現状をみんなで歩いてみてみることから始めることをお勧めしています(地元学、集落点検)。外の人と一緒にみんなで回るだけで、いろんな発見があります。大切なもの、今は失われたもの…。そして、みんなで故郷について歩くことの楽しさ。詳しい進め方については、「地元学から始める地域づくり」にまとめているので、ぜひご覧ください。
また、地域づくりを進めていくことも難しいものです。地域ごとに地域的な特徴や取り組んでいるメンバーは違います。その地域に寄り添った地域づくりを支援しています。(その他、地域づくり講座の開催、地域づくり条例策定等ワークショップ支援他)
これまでの主な事業
事業名 | 委託機関 | 事業概要 |
秋田県コミュニティ生活圏形成推進事業(R1) | (一社)持続可能な地域社会総合研究所 | 秋田県では、「コミュニティ生活圏」と称して、秋田県内の集落における日常に必要なサービス機能を維持・確保するため、複数の集落からなるコミュニティ生活圏の形成を目指している。 秋田県では今年度は初年度として県内5地区を選定し、人口推計モデルを活用した地域主体のグランドデザインづくりのワークショップ(2回)と、開催にあたって、事前の現地調査、事後の報告会の開催を行った。
当センターは他の中間支援団体と連携し、横手市と羽後町を担当地区としてワークショップの開催等を行った。 |
大船渡市地域づくりワークショップ運営支援業務(R1) | 大船渡市 | 大船渡市では、地域運営の形成に向けた市の方針を取りまとめた。その方針に基づき、地区公民館を中心とした地域運営組織の形成に取り組むこととなり、モデルとして日頃市地区が選定された。
当センターは、地域運営組織の形成に向けて、地元役員との意見交換や団体へのヒアリングを経て、2回のワークショップを開催した。また、地域からの要望もあり、住民へのアンケート調査も実施し、ワークショップに活用した。 |
横手市地域運営組織形成支援業務(R1) | 西和賀町 | 横手市では市内33~36地域に分け、2年前から地域運営組織の形成に取り組んでいる。当センターは毎年1~2地区を担当し、対話や実践メニューづくりのワークショップを行っており、今年度は新規地区として大雄地区を担当した。大雄地区には地区公民館がなく、地域局(旧役場、総合支所のような市役所の出先機関)がその役割を担っており、同時進行で地区公民館を交流センターとして新設するための準備会が昨年度末に開催されたことから、この準備会を母体として、地域運営組織の形成につなげることとした。進め方としては、地域局の担当職員との意見交換や方向性の確認を丁寧に行いながら、各種団体のヒアリング調査等を行い、準備会の開催と合意を得て2回のワークショップを開催した。 |
遠野市住民自治推進支援業務(H30) | 遠野市 | 地区まちづくり計画に基づく実践事業を効果的かつ円滑に進めるため、住民自治の理念に基づく地域運営組織の実現に向けて現状と課題について検証し、地域活動の再構築を図るため、地域運営組織のあり方及び交付金制度導入に向けた検討とアドバイスを行った。 |
土淵山口集落歴史的景観整備活用計画策定支援業務(H30) | 遠野市 | 市が平成24年度に策定した「遠野 土淵山口集落」文化的景観保存計画書に基づき、遠野市が行う整備活用計画の策定支援を行なった。住民参加のワークショップを中心に、山口集落の文化的景観の整備活用について検討を重ね、「土淵山口集落整備活用計画書」の原案を作成した。 |
遠野地区まちづくり計画策定推進事業(H28) | 遠野市 | 遠野市小友地区において、まちづくり実践活動支援を行った。まちづくりアイディアを事業化した地域づくり計画策定の支援も行った。 |
西和賀町拡大コミュニティおよび合同同窓会支援業務
(H28~継続中) |
西和賀町 | 西和賀町に住んでいなくとも「ふるさと交流事業」として出身者や西和賀ファンが町や地域の行事や運営に参加する新しいコミュニティを『拡大コミュニティ』とし、この実現に向けた取り組みとして、地域を出た出身者や地域住民に向けて、地区の活動を紹介する情報誌の発行を開始した。 |
地域公共交通改善
主に農山村地域における過疎バス対策等路線バスを中心とした公共交通体系の見直しにあたっての調査や計画策定、乗合タクシー等新しい公共交通事業の実証運行の支援を行っています。
近年は、集落や地域が自ら自分たちの地域を運行する路線バスを見直し、運営や運行に参画する事例も増えてきています。地域づくりのノウハウを生かし、その支援も行っています。
これまでの主な事業
事業名 | 委託機関 | 事業概要 |
鶴岡市温海地域公共交通網調査検討業務(R1) | 鶴岡市 | 鶴岡市温海地域の公共交通は、鉄道が1路線、路線バスが6路線運航しているが、公共交通利用者の減少、高齢者のみ世帯や免許返納者の増加など、交通手段が限られる方々の置かれた状況は切実なものとなっている。こうした現状を踏まえ、持続可能な当地域の公共交通網を構築するため、当地域の公共交通網形成計画策定や今後の具体的展開方策を調査検討した。 |
西川町バスに関するアンケート調査(H30) | 山形県西川町 | 交通弱者(高齢者)の外出環境及びバス利用状況を把握するため、公共交通に関するアンケートの集計と、公共交通に関するアンケートの分析及び報告書作成を行った。 |
北上市公共交通網形成計画策定支援業務委託(H28) | 北上市 | 公共交通政策の体系化を目指し、公共交通計画の策定支援や、それに伴う路線バスの実態調査、住民意向調査等に取組んだ。市町村とバス事業者、タクシー事業者との協議の場づくりなどの協働体制の構築も進めた。 |
山田町公共交通調査研究業務(H23~継続中)
宮古市公共交通調査研究業務(H23~継続中) 岩手町公共交通調査研究業務(H27~継続中) 八幡平市公共交通調査研究業務(H26~H30) 大槌町公共交通調査研究業務(H25~H28) 岩泉町公共交通調査研究業務(H23~H27) 田野畑村公共交通調査研究業務(H17~継続中) |
山田町 | 各市町村において、公共交通における調査、データ入力、集計、分析や、公共交通網形成計画の策定業務、協議会の運営や、政策提言など、それぞれの課題やニーズを把握したうえで業務を続けている。 |
人材育成・ノウハウ移転
行政職員に対する地域づくりに関する考え方や進め方などの研修やセミナー、地域計画策定にかかわる講座や、その他、当センターで培った各種ノウハウの共有のための研修を開催しています。
これまでの主な事業
事業名 | 委託機関 | 事業概要 |
地域運営組織形成に係る大船渡市研修会開催事業(R1) | 大船渡市 | 地域運営組織の形成には、住民の主体性や自治力の向上だけでなく、行政の意識改革、協働の体制づくりが不可欠である。それらを促進するために、学びや研修の場として、市町村ごとに講師を招いたり、ワークショップなどを開催した。 |
奥州市中間支援組織育成強化事業(R1) | 奥州市 | 奥州市では、6年前から協働のまちづくりを促進するために「協働のまちづくりアカデミー(講師:広田純一)」を開催しており、一定の成果を得ている。
昨年度からはアカデミー卒業生を対象として、中間支援者として活躍してもらうための研修の場として本事業が始まった。 昨年度は座学ののちに実際に地域に入り地域づくり計画を策定する一連のワークショップに携わったが、本年度は市の総合計画策定の動きと連動し、主に若者を対象として「奥州市の将来を語る会」を開催、運営する経験を積んでもらった。 |
横手市地域運営組織形成支援業務(R1) | 西和賀町 | 概要 |
盛岡市地域福祉人材育成事業支援業務(H30) | 盛岡市 | 盛岡市が取り組む地域福祉人材の育成事業を、複数の民間団体と連携して取り組んだ。事業は市内の高校生を主に対象として、街歩きや企画案の検討からプレゼンまで仕上げるサポートを1年にわたり月1回程度行った。 |
横手市地域運営組織形成の推進に係る職員研修業務(H30) | 横手市 | 職員自身が地域運営とは何かを理解し、地域運営組織の形成における職員の役割を実践的に学ぶとともに、職員地区担当制度検討の一助とするため、協働と職員の役割を考える研修を行なった。 |
広報デザイン
各事業における、マップ、ポスター、チラシ、冊子、Webなどの広報物から、動画編集、サイトデザインなども手掛けます。
ふるさと応援団
ふるさとを離れ暮らす人たちとふるさとをつなぐ応援をしてます。地区ごとに専用のブログで現在の地域の様子を伝えています。
復興支援
東日本大震災以前より業務等で関わりのあった沿岸市町村に対し、内陸避難の支援や、沿岸市町村の復興計画策定支援業務、また内陸市町村と沿岸市町村の交流支援等を継続して行ってきました。