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地元学から始める地域づくりworks

 地元学とは、地元の人が主体となり、地域外の人の意見や視点を加えながら地元を調べ、 その地域独自の生活文化や伝統、歴史を見直すことをいいます。その目的は、単にその地 域のことを調べるだけ、知るだけではなく、地元の人がそれを意識することで 活きた文化・活きた伝統をその地域に残すことができ、地域に根ざした地域づくりをすることにあります。

 要するに、地元学とは…
地元の人が地元を見直し、地元に学びながら、地元のこれからを考える』ということです。


地元学の流れ

 1.準備

 地元学は「地元の人」が主人公になる必要があります。そのため、地元の人に「地元学とはどのようなものか?」 ということを知ってもらわなければなりません。スライドや写真、時には地元学を実際に行ったほかの地域の住民の方に 講師になってもらい、地元の人に地元学とはどのようなものかを知ってもらいます。


地域の住民の方だけでなく、役場の職員も一緒になって勉強会を行っています

2.地元を見直す

 いよいよ具体的な活動のはじまりです。まずは「地元を見直す」ということで、実際に地域を歩いて「お宝さがし」をします。 ここでいう「お宝」とは、その地域の誇れるもの・珍しいもの・大事にしたいもの・懐かしいもの・きれいなものなどです。 目に見えるものだけでなく、目に見えないお祭りや芸能、言い伝えなども「お宝」です。自然や歴史、文化、生活、産業など その地域にあるものすべてがお宝です。
 「お宝探し」は通常5人から10人程度を1班とし、いくつかの班に分かれてそれぞれ地域をまわります。 子供から大人・おじいちゃん・おばあちゃんまで様々な世代の人が一つの班に入ることでいろいろな発見があります。


みんな一緒にこれからお宝探しです!

 地域を実際に「お宝さがし」するという目的で歩き始めると、いろいろなものが見えてきます。 今まで見過ごしてきたもの、存在は知っていてもどんなものか知らなかったもの、そもそも存在を知らなかったものまで、 また、地域外のひとが班に入ることで、地元の人では気付きにくい地元のよいところが見えてきたりします。
 「お宝さがし」でお宝を見つけた場合、それを写真にとっておきます。同時に場所と、それが何なのかという簡単な説明もメモしておきます。 「お宝さがし」は1時間〜2時間で終わり、どの班も30〜40個の「お宝」を見つけることができます。


お宝の説明を聞きメモをとっています

 「お宝さがし」が終わったら今度はそれを「お宝カード」にまとめます。「お宝カード」には「お宝」の写真と詳しい説明を書き込みます。 そうすることで、「お宝さがし」に参加できなかった人や、地域外の人が見ても、その「お宝」が何なのかが分かるようになります。 またそういった記録をすることは、その地域の歴史の記録を残すことにもつながります。


お宝カード作り 昔話に花が咲きます


 3.地元に学ぶ

 その地域の「お宝カード」が来上がったら、次はそれをもとに「お宝マップ」をつくります。お宝がどこにあるのかを地図を使って表していきます。 同時にその「お宝」の写真も貼り付けます。そうやって「お宝マップ」にすることで、その地域にはどのような「お宝」がどのくらいあるのか というのが見えてきます。「お宝」によっては、みんなが知っているものから、少数の人しか知らないものもあり、それらがひとつのマップになることで 地元の人も、地元でない人も、その地元に学ぶことが出来る手作りマップを作ることが出来ます。


役割分担をして、みんなで手作りマップづくりです


 4.地元のこれからを考える

 地元がどのような場所で、どのような「お宝」があるのかということを確認できたら、最後は今後どのような地元にしたいのか、そのために必要なことは何なのか ということを話し合います。具体的には「お宝」の活用方法や改善の余地がないかということを検討します。その地域にとってより必要なものは何なのか? どうすればより魅力的な地元になるのかといったことを話し合います。


いままでやってきたことを振り返りながら話し合います


 5.最後に

 地元学の活動はここまでですが、地域づくりを行う上で本当に大事なのはこれからです。地元学では『地元の人が地元を見直し、地元に学びながら、地元のこれからを考える』 ことをやってきましたが、これからは『地元のために出来ること』を実践していくことが必要です。
 当センターでは地元学から先の地域づくり支援も行っていますが、そのマニュアルはありません。地域のみなさんと一緒になって作り上げていくのが 地域づくりなのです。


特定非営利活動法人
いわて地域づくり支援センター

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